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認知症の方との関わりかたについて、思うこと。 [認知症]

介護をしていて日々思うことを書いていきます。

施設でよくありがちなのが、

職員のペースで入居者さんに、やってほしいことを、やってもらおうとすること。

例えば、

①「トイレにしばらく行っていないので、トイレに行きましょう。」

②「ご飯の時間なので、ご飯を食べましょう。」

③「お風呂にしばらく入っていないので、お風呂に入りましょう。」

こういった言葉がけは、認知症の方への対応としては、適切ではないと感じてしまいます。

相手は人間です。

意思や感情を持って、毎日を生きています。


この言葉がけ、私が普段気をつけて行っていることは

①「ちょっとお部屋に一緒にいきませんかー?」→廊下からトイレの前を通り過ぎる時に「ついでに、寄ってきませんか?」

②「ご飯できたんですけど、一緒に食べませんか?」→断られたら、少し時間を置く。→再度声を掛けてみたり、「ご飯できたんですけど、こっちで食べます?向こうで食べます?」と本人にどちらが良いか問いかけてみる。

③「温かいお風呂が沸いたんですけど、どうですか?」


ちょっとわかりづらいですね…すみません。


まず、質問から入るのが良いのではないかな、と思います。

尋ねてみて、相手に決めてもらう。

ということは、とても大事なことだと思います。


というより、相手がすることなので、相手が決めるのって、当然のことですよね?


職員がしてもらいたいから、「これをやろう。」ではなく、「これをやってみませんか?」という質問で入り、選択してもらう。

「急がば回れ」って言葉が、これほどしっくりくる仕事があるだろうか、と思います。


人にやらされるよりも、自分がやっている。

そのほうが、やる気も出るし、やっていて楽しいですよね。

そこに気をつけて、声を掛けるようにするだけでも、あなたの介護の暖かみは、きっと増すと思います。


やるからには、自分も入居者さんも気持ちが良いほうが、良いですよね!


⇒認知症の方との関わりかたについて、思うことpart2

⇒認知症の方との関わりかたについて、思うことpart3


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忘れたことを忘れる。 [認知症]

こんにちは、yojiです!

タイトルの言葉は、私が資格を取得するために、行っていた実習先(グループホーム)の管理者さんが言っていた言葉です。


「忘れたことを忘れる。」


その言葉を聞いた時、私は「あ!なるほどな。」と思いました。


最近うちのじいちゃん、ばあちゃん(どちらでも)きてるかもしれない・・・。

こんな風に不安に思う方もいると思います。超高齢社会ということもあり、このようなことを考える人は多いと思いますが、ざっくりいうと

何を食べたのかを忘れるのは年相応の物忘れ であり、

食べたことを忘れるのが認知症。

かなりざっくりと書いてしまっているので厳密にいうとまた少し変わってきますが・・・


例えば、AさんとBさんがいたとして、Bさんが認知症だとします。12時にお昼ご飯を食べたと仮定し、13時に同じ質問をしてみると・・・

1.Aさん
私「Aさーん、お昼ご飯おいしかったですか?」


Aさん「おいしかったねー!あの魚の味付けちょうど良かったし、いつもより食べられたよ~!」



2.Bさん(認知症)
私「Bさーん、お昼ご飯おいしかったですか?」


Bさん「私お昼ご飯食べてないよ!私の分は!?」

         とか、

Bさん「あれ・・?私お昼ご飯食べたんだっけ?」




このような反応が返ってきます。こういう類の質問はあまり好ましくありません。

実際に、私がグループホームに勤めて間もない頃に、これをやってしまいました。

あまりこの対応は、認知症の方に対して適切ではありません。


大事なことなので、2回言いました。

なぜかというと、自分に身に覚えがないことを聞かれて、自分は覚えていない(というより知らない)ことを他人に言われた時、あなたはどう思いますか?

例えば、普通に生活していて友人から「昨日貸した1000円返して。」と言われたとします。借りていないのに。

借りてねえよ!とイラっとしませんか?そういう風に、自分のことに置き換えて言葉がけをすることによって、その人にとってより良い対応につながっていくのではないかな、と思います。


「自分がされて嫌なことは、人にはしない。」これは私が小さい頃からばあちゃんに、耳にタコが出来るほど言われてきた言葉ですが、なるほど納得!誰でもわかる。だが、これが意外に難しい。


「自分がされて嫌なことは、人にはしない。」文字だけ見れば単純で至極当たり前のこと。でもこれを実践できている人ってどれぐらいいるのかなーなんて考えたら、意外といなさそうですよね。


話が長くなってしまいましたが、介護をやるにあたり大切なものは、自分に置き換えて行動するかどうかで変わってくると思います。

「気難しい人を介護するのって大変そうだし、嫌だな・・・。」

こういうことを思い、なかなか行動を起こせずにいる人も多いかと思われます。

ですが、自分がその人の気持ちになって、「今何をされれば嬉しいかな?」ということを考えて、行動に移せば、きっとその人は心を開いてくれます。

自分がされて嬉しいことをしてくれる人を嫌う理由はありませんよね?

文章で書くとすごく綺麗事に聞こえますが、皆さんが生きていくうえで自然と考え、実行していることが介護では役に立つ武器になるのです。もし、悩まれている方がいましたら、まずは、行動に移してみてはいかがでしょうか?


2年3ヶ月しか介護をしていない私が、経験を語るのはおこがましいですが、今まで結構なお年寄りの方々と介護職員を見てきました。そこで気付いたことは、不安を感じながらも、日々お年寄りの方々にひたむきに関わっている人のケアは、とても温かいです。

プライドの高さから、無駄に自信を持って、自分のやり方に疑問を抱かずに仕事をしている人は、間違ったケアをしても、迷わずに自分を貫き、周りの意見に全く耳を傾けないということも少なくありません。そうすると、チームの理念に合わず、うまく職場が回らないなんてことになりかねません・・・。

不安ばかりを持てばいいとは言いませんが@@;

自分の行動に自信と不安を持ち、良かったこと、悪かったことを振り返ることができる、自分を客観的に見られるかどうかが大事だと思います。


書きたいことをつらつらと書いていたら終わりが見えなくなったので、今回はこのへんで!


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