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認知症としてみるか、認知症の「人」としてみるか [認知症]

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超高齢社会が進み、避けて通れないのが認知症という病気です。

認知症の対応に頭を悩ませている方が多いかと思われます。


認知症の対応に困っている方の多くの共通点は

認知症を学んで、上手く対応しようとしているのではないかな?って印象を受けます。



認知症の症状についてはコチラの記事で紹介していますが
そもそも認知症の対応に頭を抱えているところで、答えは出ないと思います。



認知症と一括りにしても、人によって様々な症状を抱えています。

本やインターネットで調べても、色々な人たちからの症例を元に作られているので、参考にはなってもピッタリはまるか?と言われると、中々難しいことばかりです。



では、認知症の「人」としてみた場合はどうなのか?

認知症になったからといって、その人本来の性格が激変するわけではない印象を受けます。


・その人が好きなこと、嫌いなこと

・その人が得意なこと、苦手なこと

・今まで暮らしてきた中での週間

などなど、色々な面で特に大きい変化はないと言えます。



ですので、認知症のことを学ぶよりも、その人が何が好きなのか?やられて嫌なことは何なのか?


食べ物の好き嫌いや好きな曲など、その「人」について学んだほうが有意義でしょうし、よりよい対応へと繋がっていくと思います。



「認知症ってこんな病気なんだー。」っていう程度の知識を身につけたら、それ以上を深く学ぶよりも
その人その人の好き嫌いを、関わりの中で見つけていくことがケアへの近道です!


難しく考えている方多いかもしれませんが、私はこういう感じです!





⇒認知症の方との、関わりかたについて思うこと

⇒認知症の方との、関わりかたについて思うこと②

⇒認知症の方との、関わりかたについて思うこと③

⇒認知症の方との、関わりかたについて思うこと④


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認知症の方との関わりかたについて、思うこと4 [認知症]

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介護施設で働いていて感じたことなんですが

「職員が入居者さんの弱みを、他の入居者に話してはいけないのでは?」


わかりづらい表現ですみません…



例えばなんですが 職員が


「Aさんは手が不自由で頼めないから、Bさんお願いします!」

「Aさんは病気を持っているから、ああいう言動は仕方ないんです…Bさんごめんなさいね。」



この言動って

Aさんの弱みを、Bさんに教えてることになりますよね。

これによってBさんが「Aさんってこういう人なんだ…。」と落胆したり、見下したりとか(表現悪いですが)


職員が原因で、入居者様同士の関係に亀裂を生む行為に繋がると思います。


グループホーム(認知症対応型共同生活介護)ですと、共同生活をしているので

入居者さん同士は、お互いの情報をなんとなくわかっていますが…

こちらから敢えて、入居者さんの知られたくない情報を他の人に言うのは適切ではないと感じます。


仮に、Bさんが「Aさんってちょっとおかしくない?」って聞かれたとしても

「そんなことないですよー!」って何故言えないの?って思います。



「認知症は、記憶をすることが難しくなる病気。」

とだけで捉えている人は、認知症の方への対応が結構あまかったります。


"難しくなる" だけであって "できます"

あんまりずさんな対応していると、良くない結果を招いてしまうことになるので、ここらへんを間違えないで頂きたいです><


愚痴っぽくなってしまいまして、文章ちぐはぐですが今日はこの辺で!



⇒認知症の方との関わりかたについて、思うこと①

⇒認知症の方との関わりかたについて、思うこと②

⇒認知症の方との関わりかたについて、思うこと③


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認知症の人に対応する基本姿勢 [認知症]

認知症の人に対応する心得、というものがあります。


それが【3つの「ない」】というもので

・驚かせ「ない」

・急がせ「ない」

・自尊心を傷つけ「ない」


と言われています。


認知症の人と対応する時に、認知機能の低下があることを理解しておくことが必要になっています。


記憶力や判断力が衰えて、社会のルールに反するトラブルなどを起こしてしまう場合もあります。

そういったときに、相手の尊厳を守り、冷静な対応をしていくことが大切だと言えます。


日常的に係わっていくことで、いざというときの対応、状況判断などが出来ます。


係わり・言葉掛けは大事ですね!



~認知症の方への対応 7つのポイント~


【見守る!】

・やる前からの「だめです!」等はいけません。 気づかれない程度の距離で、見守ることからはじめましょう。


【余裕を持った対応!】

・此方が焦っていると、相手にもその焦りなどは伝わってしまいます。まずは、自分から余裕を持つといいと思います!


【声掛けや対応は一人で!】

・人数が多くなるほどに、囲まれたら…怖いですよね? パーソナルスペースを保った距離で接すると、落ち着いた雰囲気で係われると思います。


【後ろから声を掛けちゃだめ!】

・驚かせるのはとにかくだめです!相手の視界に入って話しかけるのが良いと思います。


【目線をあわせる!】

・高いところから見下ろされるのは怖いですね…。目線を合わせるか此方のほうが下になると、威圧的ではないと相手に感じてもらえると思います。


【穏やかではっきりと!】

・高齢者は、耳の遠い方が多いです。聞き取りやすい声や滑舌で話しかけることを心掛けましょう!

*勘違いしている職員とかが多いんですけど、ハッキリと言えば良いというものではありません@@  穏やかな口調で言わないと、相手を驚かせてしまいます…。


【相手の言葉に耳を傾け、ゆっくり対応!】

・認知症の方は、急かされたり、色々な質問をされるのが苦手です。ゆっくりと傾聴し、相手の思いを汲み取ることが重要だと思います。



いかがでしょうか!

この基本姿勢を見ると、「当たり前だな~。」と思いますねw

ですが、忙しい時とかに、これが疎かになりがちになってしまいます@@;


見返して、気づかされることばかりで勉強になります><


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認知症の方との関わりかたについて、思うこと。3 [認知症]

今回は、実際に経験したことで、疑問に思ったことを書きます。


私は、声はあまり大きいほうではありません。

そのことを自分で理解しているので、耳の遠い方には聞こえるように、声を張るようには気をつけています。

今の施設で働いている時に、「人手が足りないから来てほしい。」との事で、別の施設に助っ人に呼ばれて通っていました。


その時に、

「そんな声の大きさだったら、うちでは通用しないよ!?」とおばさんにどなられたのです。

確かに私は声が小さく、その施設の人たちは、声が大きいのです。

その時私は、「大きい声を出しときゃ良いと思うのは、どうなのだろうか?」と、思いました。


確かに介護は、お年寄りと携わるということで、耳の遠い方と関わることが多いかもしれません。

ですが、「○○さん!トイレ大丈夫!?」とか「○○さん!ご飯食べないと薬飲めないんだわ!!」など、周りにも人がいる状況で、その人を辱めるような発言を、ばかでかい声で言うのは、正しいケアではないんじゃないかな?と、思います。

グループホームという施設は、【認知症対応型共同生活介護】という正式名称を持っています。


「私たちは、認知症の方に対応して、共に生活を歩んでいく介護をします。」

と語るからには、そういった行動を職員一人一人が意識しなければいけないと思います。


耳の遠い方には、大きい声で話す。

のではなく、「その人その人に合った、聞こえる声の大きさで話しかける。」これが、普通だと思います。

周りに人がいるのに「オシッコはー!?」とか、論外です。

お年寄りの尊厳を保ち、日常生活に支障をきたさないようにするために出来た介護なのに、勘違いしている人が多いんじゃないかなー?と、感じてしまいます。


⇒認知症の方との関わりかたについて、思うことpart1

⇒認知症の方との関わりかたについて、思うことpart2


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認知症の方との関わりかたについて、思うこと。2 [認知症]

私が、介護の資格を取って間もなく、今の施設に入ったばかりの時の話をします。


一人のお婆さん(ここではTさん(仮名)とします)がいたんですけど、ほとんど一人で歩くことは出来なくて、トイレ介助や入浴介助など、職員が促して、一緒にやるという方でした。

そのお婆さんは、男性嫌いで、「男の人は怖いし、何をされるかわからない。」と思っていたようで、ものすごい拒絶されました。

トイレ介助をしようとすると「あんた何やってるの!あっちにいきなさい!」

お風呂介助をしようとすると「何してるの?出てなさい!」

就寝介助をしようとすると「私着替えるんだから、あっちに行ってなさい!」


こういった時に、叩かれたり、かっちゃかれたりすることも、多々ありました。


内心私は、「自分で出来ないから手伝おうとしてるのに、なんでだよ…。」と思っていました。

そうやって拒絶される度に、私では出来ないので、他の職員の方が代わりにやってくれる。

これがつらかったです。


私より前からいる男性職員は、普通に受け入れられてる光景も奇妙でした。

「あんた男の人でしょ!」と拒絶されているのに、他の男性職員の介助は受け入れている。


この差はなんだろう?

施設長に「Tさんは男の人嫌いだから、時間掛かると思うよ~。普段から話しかけたり、係わっていって、徐々に慣れてもらうしかないんじゃない?」と言われました。

確かに、男性嫌いの女性に、いきなり話し掛けたり、トイレに一緒に入ってきたりしたら、「何こいつ?」ってなりますよね?

それは同感でした。


でも、「普段から話し掛ける。」これには少し、疑問を持ちました。

確かに、係わっていないと、信頼関係というものは築けないものだと思いますが、嫌いな人に話しかけられても嬉しくないんじゃないかな?と私は思ったのです。

でも、係わらなければ益々嫌われて、仕事にならないし、何より自分も相手も楽しくない。


そこで私は、

・出勤時、退勤時に挨拶をする。
・特に仕事を決められていない時間帯に、その人の視界に移るところに座る(距離は近からず、遠からず)

「この二つから始めてみよう。」と思い、実践してみました。

まず、「見ず知らずの人から、顔見知りになろう。」と思って、「やってみよう。」と。

1ヶ月経たないぐらいのある日、

「Tさーん、ちょっとトイレ行きませんか?」と声を掛けると、「行くよ。」と言われました。

「え!行くの!?」と、思わず声を出してしまいそうになりましたが、車椅子に移乗して、トイレ誘導。


トイレ介助が普通に出来ちゃいました。


この時すごく嬉しかったことを、いまだに忘れられません。

その日からは、たまに話しかけてみることも実践していきました。

顔見知り程度の関係から、相手にとっての【知人、友人】になるために。


その次の日に声を掛けたとき、「いやだよ!あんた行きなさい!」と断られてしまい、こぶしがとんでくる。

「そう簡単にはいかないものだな。」と思いました。

それを繰り返していくうちに、段々と受け入れられていって?介助をやらせてもらえる、話しかけると、たまに返してもらえるようになっていくようになっていきました。

向こうからも、たまに話しかけてくれて、「話しかけてもらえちゃったよ~。」と嬉しくなる。


ちょうど2年前の出来事を、思い出しながら書いているので、伝わりづらいかもしれません;


何を言いたいかというと、介護だけに限らないと思いますが、

段階を踏んでいくことって、遠回りにみえるかもしれないですけど、大切なことなのかなーと考えさせられる出来事でした。

急がば回れ理論ですよね。

すぐに結論を出そうと焦っても、良い結果は生まれなかったと思います。

人対人のお仕事って、お互いがお互いに歩み寄ろうと思った時に、初めて前に進めるものだと思います。

「自分の思い通りにことを進めたい。」とお互いが思っていても、はじまらないので、まず自分から、「相手に歩み寄っていこう。」と思う こころが大切なんじゃないかな、と思います。


⇒認知症の方との関わりかたについて、思うことpart3



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