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介護士のウソは、時として方便 [介護]

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嘘つきは嫌い!

こう思ってる方は多いかと思いますが、介護の世界では果たしてどうなのか?



自分が間違ってしまった時に、嘘をついて難を逃れようとしたりするのは当然いけないことですよね><;


ですが、介護士の嘘は時として方便になります。

嘘をついたのに、今の対応イイネ!と他の職員に言われる場合もありますね。



では、どういった嘘はいいのでしょうか?


今回は、認知症の入居者さんへの対応バージョンでお送り致します。



・入居者さんが「寂しいなあ、あんた今日帰るのかい?」と言われた時に、「今日はずっといますよー!」と答えた。

・「私家に帰れるの?」と尋ねられた時に、「もちろん!元気になってお家に帰りましょう!」と答えた。


他にも色々あると思いますが


正直に答えたことにより、相手を不安な気持ちにさせてしまうことを言うぐらいなら

良い嘘をついて、安心して頂いたほうが良い。 という見解です。



帰らないでー!と言われた時に

「いや、私は時間になったら帰りますよ!」と答えるより

「大丈夫、ずっといますよ~。」と言われたほうが安心するのではないでしょうか?


認知症の入居者さんは、その後に帰ってしまって、次の日に出勤してきた職員に

「昨日帰ったじゃん!嘘つき!!」なんてことは言ってきません。



忘れるなら何言っても同じじゃない?って思われがちですが

同じ忘れるでも、良い思い出で忘れるのと、悪い思い出で忘れるのでは違います。


楽しいお話をしていて、話していたことを忘れても

楽しい気持ちは覚えています!

逆もまた然りです。


その積み重ねをしていくことで、入居者さんとの信頼関係が生まれてくるものだと思います。



ですので、よく入居者さんとまずは関わって。と言われるのは

楽しい気持ちを残してもらって、顔もなんとなく覚えてる。

名前は覚えてないけど、この人は良い人だなー。という印象で信頼関係へと繋がっていきます。



嘘は嫌いだから、私は正直に生きるんだ!

これは、立派な心がけですね。


ですが、正直になりすぎて「家に帰りたい。」という入居者さんに対して

「もうここに入ったからにはあなたは帰れないんです!」と言っていては

「この人どうして帰してくれないんだろう…嫌な人だな。」

こうなってしまっては、元も子もないですよね@@;



介護士の"ウソ"は時として方便です!

その入居者さんにとって、気持ちの良くなるウソでしたら

必要最低限はウソをつく必要があると思います。



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出愛に感謝 [介護]

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春は出会いの季節、冬は別れの季節


なーんてよく耳にしますが、介護をしていると季節なんて一切関係ないなって感じですね。



職員の人がやめていくのも多いし、入居者さんが入院したり、亡くなったりしての入れ替わりも激しいですね。

感傷に浸ってる場合なんてないんですけども、それでもやっぱり一緒に暮らしてきた人たちがいなくなるというのは寂しいものです。


割り切るのが"プロ"というものですし、気持ちの切り替えが出来ずにグズグズしているのは介護士として失格なのかもしれませんが、それでもやはり悲しい気持ちになってしまい、いつまで経っても切り替わることなんてありません。



特に入居者さんとの別れというのは多いですね。


・介護度(身体や精神)が重くなり、別の施設へと移る。

・その方(また家族)の金銭的に入居を続けるのが厳しく、別の施設へ移る。

・重い病気により、入院する。

・その方が亡くなる。

挙げればキリがないですが、入居者さんとの別れはいつくるのか見当がつかず、いつきてもおかしくはありません。


そうなっても後悔をしないためにも、日々の過ごし方を大切にしていきたいと思っています。


いざ別れの日が来たときに

「もっとこうしておけば良かった…。」とか「あの時なんであんなことをしてしまったんだ…。」

後悔してしまうことって多いですよね。


後悔したことって案外消えないで心に残っちゃうものです。



ですので、相手にとっても自分にとっても、悔いのない人生を送れるように楽しく笑顔で過ごしていけるようにしたいものですね!


私は、入居者さんのやりたいことは出来るだけやって欲しいです。

それはだめ!これもだめ!でシャットアウトしてばかりだと


すごいつまんない人生だと思いませんか?



リスクアセスメントもすごく大切なことなのですが

より良い介護は、本人が楽しいと思える日々を提供していくことだと思います。



「出愛に感謝」


本人の楽しさを少し考えてみると、自分も楽しく介護が出来ると思います。


⇒「ちょっとまって!」よく使いがちなこの言葉…



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介護でありがち 「ちょっと待って!」 [介護]

「ちょっと待って!」

この言葉、生きてきた中で使ったことがない人はいないのではないでしょうか?


ですが、

「ちょっとまって!」

この言葉、介護で使うのはあまりよろしくないとされています@@;


不適切ケアのスピーチロックというものに該当します。


【スピーチロックとは】

言葉で、相手の行動を抑制したり、制限したりする介護者の言葉による対応のこと。




「ここを動かないで待っててね。」

「片付けたいから、早く食べてね。」

「危ないから、立たないでね。」

などなど、挙げるとキリがないですが

一般的に親が子どもに使っている言葉に似ているなあ、という印象を受けました。

よく私も小さいころ、母親に言われましたね@@;


いきすぎると、言葉の暴力にもとれますね。


「こんな言葉掛けはしてないよ~!」なんて思われがちですが、何が言葉による拘束だったりするかの具体的なものはないです。

あなたが普段、何気なく使っている言葉も、スピーチロックに該当しているかもしれません。



タイトルの「ちょっと待って。」について考えてみます。


ついつい「ちょっと待って!」と口にしがちですが、これは何がいけないのか?


「ちょっと待ってね。」と発言した後に何もしないで放って置くことが、不適切ケアで

「ちょっと待ってね。」という発言自体は不適切ケアではない。

こういった見解もあるそうですが


「ちょっと待ってね。」って言われて自分はどう思うのか?


ちょっとってどれぐらいだよ?

私はこう思います。


人それぞれ感じ方、考え方が違います。

ちょっとが5分だったり、10分だったり…人によっては1時間をちょっとと思うかもしれません><


2,3分をちょっとだと思っているひとが30分とか待たされたら

「ちょっとって…長くね?」と思うのではないでしょうか@@;


「ちょっと待ってね。」の”ちょっと”が不透明なのがいけないのかな?って思います。

何が良いとかの具体的な解決策は持ち合わせていないのですが…



例えば

帰宅願望のあるNさんがいたとして、玄関のほうへ行ったときに他の職員がいなかった。


「Nさーん、私もちょうど外に用事があって一緒にいきたいんですが、留守番頼んでる人が今いなくて…一緒に行きたいので、その人帰ってくる少しの間だけ待ってもらえませんか?」

なーんて、うまい例えが思い浮かばなかったんですけど…


ちょっと待って!だけじゃなくて、こういうわけでちょっとだけ…とか言葉を捕捉したりするのがいいのかなーって思います。

トイレ介助中にズボンの変えを持ってきたいときに、「ズボン持ってきたいので30秒だけ待っててもらっていいですか?」

とか、こういった目的への明確性を出すと、相手にも伝わりやすいと思いました!


対応に困ったときは、他の職員の方に聞いたりして良いなと思った声掛けをするのもありですね><


⇒認知症の方との関わりかたについて、思うこと


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介護は3k? [介護]

こんばんは、yojiです。

友達に介護をしているというとよく

「まじか!よく続くなあ><」というリアクションをされます。


介護は一般的に「3k」と言われていますね。



ご存知の方も多いでしょうが、3kは「きつい」、「汚い」、「危険」と言われています。

中には、「給料が安い」を足して4kだ!!って言っている人もいます(笑)

「給料が安い」はちょっと無理矢理ですよね…低賃金のTだと思いますが@@;


確かに給料は安いですけどね;



少し脱線しましたが、確かに介護は一般的に用いられる「3k」に当てはまると思います。


「きつい」…身体介助での肉体的なきつさ、認知症の症状と向き合う精神的なきつさ。

「汚い」…排泄介助。

「危険」…認知症が進行した方の中には、手や足を出してくる方がいる。


この中でも介護をしたことがない人が一番言ってくる(強く思っている)のが

「汚い」

これなのかな?っていう印象です。


排泄介助に強い抵抗を持っている方が多いような気がしますが、

これは言うほど汚くないです。


確かに汚染して、代わりに拭いたり、更衣を介助したりなどをしますが、

恐らく一般的に思われているイメージとは案外違うと思います。


たまにすごい汚れている時とかはありますけどね@@;



私が一番大変だなーと思うのは

「きつい」 

これです。


特に夜勤の日は、信じられないぐらい長い時間を一人で過ごすので、精神的にも肉体的にもボロボロになります…。

でも、次の日には朝のうちに帰れるし、次の日は休みなので、ゆっくりできる時間は他の仕事より多いぐらいです!


そもそも「きつい」って、

「この世に楽な仕事があるなら教えてくれ!」って感じですよね@@;

どの仕事も大変です。

私の友達には、月に3~5回しか休みないとかいう人いっぱいいます…。

労働基準法とはなんぞやって感じです。


どの仕事も大変そうなので、自分がこれならやってみたいなーって仕事をやったらいいです。


以上。

今日は、ちょっとした思ったことを言ってみました。


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「介護」帰宅願望がある方との接し方について考えてみる [介護]

こんばんは、yojiです。

今日は、帰宅願望がある方との接し方について考えてみようと思います。


【帰宅願望】とは

文字通り、施設に入所されている方が「家に帰りたいなー。」と思うこと。

中には施設から外に出てみたりする人もいます。


施設側からすれば【離設】の危険性もあるため、帰宅願望のある方への対応に、頭を悩ます職員も少なくないと思います。

「家に帰ろうかな。」と外に出て行こうとした入居者様についつい

「ちょっと待って!どこ行くの!?」

なーんて職員も中にはいます。



ですが、冷静に考えてみてください。

入居者さんからしてみて、施設とはどういった場所なのか?

帰宅願望のある入居者さん視点で見た時に、施設は「外出先」と感じていると思います。

家ではまずありません。


私たちは、外出先にいて用事が終わった後に、次に何をしようとするのか?

家に帰ろうとするはずです。


帰ろうとした時に「どこいくの!?」って言われたら、どう思いますか?

「家だよ!」って思うはずです。


自分がもしその人だったらーと置き換えてみると、意外と対応って浮かんでくるなって思います。


一緒に外を歩いてみて、お話しながらまた施設に戻ってきたりとかすると

散歩も兼ねてお話できて、その入居者さんにとって良い気分転換になるはずです。


ここでもう一つ考えてみようと思います。

人間は、家が一番落ち着く場所 と言われています。

住み慣れているからです。


ではなぜ、一番落ち着いた場所から敢えて外出をするのか?



仕事のためとか、買い物がしたいから、とか理由は数多くあると思いますが、

そこに「目的」があるから、だと思います。

目的が終わると、みんな家に帰ります。


帰宅願望のある入居者さんが

「家に帰りたい。」と思うのは、施設に目的がないと思ったからなのでは?

ですので、その人にとっての目的作りをすることが、係わる上で必要になってくるのではないかな?と思います。


家事が好きな方なら、食事作りを手伝ってもらったりとか、

お話が好きな方なら、他の入居者さんも交えてお話してみたりとか、

目的作りをすることで、その方にはまだ「目的」があるので「家に帰りたい」という気持ちを和らげることが出来るのかな、と思います。


難しく考えずに、自分だったらどうだろう?と置き換えてみて、行動してみると案外悪い方向へは行かないと思いますよ!


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